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②中級編は、輪っかを使った結び方

ロープワーク
続いての結び方も、くるくるっとロープを通すだけで出来上がり。
続いて、2つめの結び方は「プルージックノット」と呼ばれるもの。あらかじめ輪ゴムのような輪っか状にしておいたロープ(プルージック)を利用し、最初に張ったロープ上に自由に動く結び目を作る方法である。
自由に動かせる性質を利用し、タープの真ん中部分にテンションをかけたり(張りを出したり)、小物を引っ掛けるループを作ったりできる、とても便利な結び方だ。
ロープワーク
[写真左上から時計回りに]あらかじめ用意したロープの輪っか(プルージック)を、最初に張ったロープにかけ、穴の中を3周ほど通して最後に締める。
ご覧の通り、結び方はこれも簡単。ポイントは最後にギュッと締め込むことくらい。
締め込みが緩いと動かしやすいが、テンションをかけたい時にズレやすくなってしまうので注意したい。写真はほぼ同じ太さだが、ベースとなるロープの1/3程度の細さのものを輪っかに使ったほうが効きやすい。
ロープワーク
タープなどを固定するには小型のカラビナを使うと楽(写真左)。落ちている小枝をワイルドに活用するのもあり(写真右)。
アウトドアでは、タープやツエルトの設営時に張りを出すためによく使われる結び方である。
小物ハンガーとしても活用できるので覚えておいて損はない。キャンプ出発前にあらかじめ、いくつか輪っかを用意しておくといいだろう。
ロープワーク
タープやテント内にランタンや小物をかけるハンガーとしても使える。


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