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普段のドライブを冒険に変える

男ってアホですね。ちょこっとキス釣りに行くだけなのに、300m防水のダイバーズウォッチを眺めてニヤニヤしてしまう。お前、3mだって潜れないだろうというツッコミはごもっともです。
あと、今日は飛行機で出張だからパイロットウォッチをはめよう、とか。高尾山で超ハイスペック登山靴を履いているおじさんも多い。今、すれ違った男の子、アンパンマンのシューズでサクサク登ってたよ?
でも、いいんです。300m潜らなくても、操縦桿を握らなくても、北アルプスを縦走しなくても、それを身に着けているだけで冒険をしている気になれれば、それでいいんです。
で、自動車界で冒険を感じさせる一台が、ジープ ラングラーだ。オフロードで試乗すると、その走破性能にたまげる。へばりつくように岩山を登り、泥濘地では匍匐前進、深い川だって渡っちゃう。はっきり言って、車の限界よりドライバーの限界が先に来る。今の日本だと、オフロードコース以外でこのスペックにありがたみを感じるのは豪雪地帯とゲリラ豪雨のアンダーパスぐらいだ。
でも、大事なのは走破性能という機能より、80年近い年月をかけて紡がれてきたジープの物語が、当たり前のドライブを冒険に変えてくれることだ。おまけにこの限定仕様は、電動開閉ルーフで“空”まで手に入れた。右手にパイロットウォッチ、左手にダイバーズウォッチをはめて、超ハイスペック登山靴を履いて乗り込もう! 
モータージャーナリスト
サトータケシ
フリーランスのライター/エディターとして活動。最近乗って感銘を受けたのは200万円台のプジョー208と、その約10倍のベントレー・ベンテイガV8。「車は深いと思った」とか。
 
 

自分のライフスタイルにドンピシャ!

大学1年でサーフィンを始めたときに買ったのが、トヨタ マークⅡのワゴン。昔の、あのカクカクしたデザインのやつです。その後、三菱アウトランダーを10万kmぐらい乗って、今年の5月、現行型のラングラー アンリミテッドに乗り替えました。
今はいろいろ便利な世の中ですから、合理的に考えればカーシェアでも十分なのかもしれません。でもやっぱり、借り物の車で海や雪山に行くのと、自分が本当に気に入ってるマイカーで行くのとでは、気持ちのアガり方がぜんぜん違うんですよね。
僕の場合、生活の中で常に「街と自然」が共存していて、つまり、東京に住みながらもしょっちゅう海や雪山に行っているので(笑)、そのどちらにも「自然体で似合う車」が欲しかったんです。海や山に行くからといってことさらに気合を入れるのではなく、自然にすっと似合う車といいますか。
そういった意味で現行型のラングラー アンリミテッドは、僕にとっては最高の選択でした。荷物もたくさん積めるし、未舗装路でもガンガン走れる。僕のライフスタイルと嗜好にピタッとハマったんです。
惜しむらくは、アンリミテッド サハラが納車された直後に「スカイ ワンタッチ パワートップ」が発売されたことですが(笑)、それでもラングラー アンリミテッドを選んだこと自体については、一点の曇りもなく「後悔してない」と断言できます。
オーシャンズ読者代表
掛井智也
大学卒業後、株式会社Plan・Do・See入社。ホテルやレストランの企画・運営を手掛ける。平日も出勤前に海へ行くほど年中サーフィンに打ち込み、冬場はスノーボードにも没頭する。
 



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