21世紀を迎えたことを記念して、2001年に発売されたニューバランスの2000番台。既に生産終了となって入手困難だが、スニーカーファンの間では今なお高い支持を得ている。
なかでも2010年に登場したMade in U.S.A.の「2002」は、特に再販を望む声が多いモデルだ。
それがこのたび「ML2002R」という名で満を持しての復刻。しかも今度はアジア製へと変貌を遂げたというから、要チェックである。
そもそも2000番台が生まれた背景には、今も現役で活躍する1000番台からの系譜がある。
1985年の1300のリリースを皮切りに、1500、1400が順に産声を上げ、2001年には2000番台が誕生……といった流れである。
新作では、Made in U.S.A.の「2002」のアッパーデザインを継承し、素材に上質なヌバックとメッシュを採用。オリジナルが持つ重厚感を見事に再現している。
見た目は当時を彷彿させるが、機能面においてはしっかり進化を遂げている。ミッドソールには、高い衝撃吸収性と反発性を誇る「エナジー」と「アブゾーブ」を組み合わせたソールユニットを搭載。
これは2011年に誕生し、米国のスニーカー専門誌で高く評価されたランニングシューズ「860」と同様である。
フィット感やクッション性が向上し、履き心地の良さは見事にアップデートされている。
カラバリはグレーとブラックの2色展開で、10月16日(金)より発売開始。アジア製で復活を遂げた2000番台のニューバランスは、スニーカー史に新たな歴史を刻む一足になるに違いない。
[問い合わせ]ニューバランス ジャパン お客様相談室0120-85-0997POW-DER=文