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■三菱「アウトランダーPHEV」

家庭で使う約10日分の電力をまかなえる


日本製PHEVの筆頭は2012年12月にデビューした三菱「アウトランダーPHEV」。アウトランダー登場以前も一部のハイブリッド車に外部への給電機能はついていたが、バッテリー容量が小さく電力を使うとすぐバッテリー上がりを防ぐためにエンジンが回っていた。
すでに電気自動車の「i-MiEV」を販売していた三菱は電気自動車のシステムをベースにした「アウトランダーPHEV」で、60.2kmのEV走行を実現。バッテリーの電力が少なくなると、シリーズハイブリッドのようにエンジンが発電した電力でモーターを動かす。

AC100V電源は最大1500Wの出力に対応。コンセントはコンソールボックスとラゲッジルームの2箇所に設置される。海や湖で遊んだり、アウトドアでシャワーを浴びたあとにドライヤーを使ったり、外でコーヒーメーカーや電子レンジも使えたりするのだ。
しかもエンジンを使って自ら発電する分も加味すると、使える電力量はガソリン満タン状態で最大一般家庭の約10日分。万が一、災害で停電に見舞われてもしばらくは電気のある生活ができるという安心感もありがたい。


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