環境に優しい電動車への流れはもはや避けられない。
EV(電気自動車)をはじめ、FCV(燃料電池車)、 PHEV(プラグインハイブリッド)、HEV(ハイブリッド)などさまざまなタイプが登場しているが、現段階で電動車ならではのメリットと実用性を両立しているのがPHEVだ。
PHEV化のメリットが多い大型SUV
大容量バッテリーを搭載して外部電力から車に充電できるPHEVは、普段の街乗り程度ならガソリンを一切使わず電気の力だけで事足りる。一方、週末はエンジンも使って充電のことを気にせず快適にロングドライブも楽しめる。
中でも大型SUVはフロアが広い分大きなバッテリーを積みやすく、ラゲージ容量や居住スペースはガソリン車と比べても遜色ない。加えて大型バッテリーを搭載する分、重心が低くなるので、背の高いSUVでもスポーティに走れるというメリットもある。
SUVタイプのPHEVは日本メーカーからの現在2モデル発売されている。欧州勢と決定的に違う点は、家庭用と同じAC100V用コンセントがついていることだ。車の中や旅先でスマホやノートPCなどのデジタルガジェットの充電が可能なのはもちろん、家電などを使用することもできるのだ。
アウトドアレジャーはもちろん、ウィズコロナ時代で注目されるワーケーションのベース基地として、万が一の災害時に家庭用電力供給車としても活躍できるこの機能は、ほかの電動化車にはない、ジャパニーズPHEVの大きなメリットと言えるだろう。
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