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2.ブランパン フィフティ ファゾムス 西ドイツ海軍 BUND

続いて登場するのは、1970年代に西ドイツ軍に納入されたブランパン「フィフティ ファゾムス」。
1950年代の初期モデルと比較すると、仕様を大きく変更していることがすぐにわかる。
「ブランパン フィフティ ファゾムス 西ドイツ海軍 BUND」1970年代、SSケース、41.5mm径、自動巻き。100万円前後(実勢価格)/キュリオスキュリオ 03-6712-6933
この時計を使用していた部隊は、長時間潜水する任務をこなしていたことから、ベゼルには目盛りが一切ない。
文字盤に赤でプリントされた「3H」のマークは、3層水素、つまりはトリチウムを夜光塗料に使用していることを意味する。
骨太なパーツ類からダイバーズらしい雰囲気が滲み出ている。
41.5mm径、厚さの15mmのケースは、現代の時計に通じるサイズ感。薀蓄を噛みしめるのも、肩肘をはらずにデザインを楽しむのも、そのどちらにも正しい選択である。


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