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“社会的時差ぼけ”という新たな問題が課題に

ビジネスパーソンの睡眠への意識は確実に高まっているといえるが、その一方、平均睡眠時間が減少しているという結果も。2018年のOECDの調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分だったのに対し、緊急事態宣言後は、6時間18分へと減少。
しかも、全体の63%もの人が週1日以上仕事中に眠気を感じているという。

社会的時差ぼけという新たな問題も浮き彫りになった」。
そう語るのは睡眠専門医の白濱龍太郎先生。社会的時差ぼけとは平日に睡眠不足を重ね、週末に寝だめをすることによって生じる時差ぼけのこと。

原因はPCやスマートフォンから発するブルーライトで、夜間に分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」を抑制し、知らず知らずのうちに夜更かしの癖がついてしまうという。
これを放っておくと、免疫機能の低下や鬱症状の発生、生活習慣病を招いてしまうリスクが高まるという。
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