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モノ選びでも日々のランでも無理はしない

椛澤さんのモノ選びは自身のランニングスタイルにも通ずる。
「とにかく無理をしないこと、それが長く続けるためのコツではないでしょうか。走り出す前からキロ何分のペースで走らなきゃとか、今日は5km走らなきゃとか決めつけずに、体や心の声に耳を傾けて、5分でも10分でも、1kmでも2kmでも、ちょっとずつでいいんです。自分が満足できる心地良いペースで走るのがいいのではないでしょうか。
たとえ控えめでも自分なりに設定した目標をクリアしていくことが大事で、その小さな達成感の積み重ねが気持ち良さに繋がってくれると思うんです。ランニングを続けることで上達の実感や、新しい自分を感じられる。そういう自分と出会うことで、『もうちょっと走ろうかな』と前向きになれます」。
running up date
ウェアに関してはとくにブランドにはこだわらず、そのときピンときた着心地やデザインで選んでいる。だから上下スポーツブランドの服で走ることもあるけれど、スポーティなディテールを多用した日常着に袖を通すことが自然と多くなってくる。
「鍛えるというより、リフレッシュのために走る」という椛澤さんのランニングスタイルには、そんな選び方がしっくりくるのだ。
running up date
RUNNER’S FILE 16
氏名:椛澤 翔 
年齢:37歳(1983年生まれ)
仕事:シップス銀座店 副店長/販売教育課
走る頻度:週2日、休日の午前中に。走れなかった場合は翌日の出勤前。約7kmを50~60分で
記録:レースへの参加はとくになし
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「Running Up-Date」
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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