日本が誇るファッションブランド、オニツカタイガー。古い歴史を持ち、あのナイキの誕生にも大きな影響を与えたことは、話のインパクトの割にあまり知られていない。
2002年に華々しく復活して以来、ストリートのシーンをリードし続けるオニツカタイガーだが、
この夏、レガシーとイノベーションを融合させた新コレクション「OHBORI EX」をリリースした。これがさっそくイケていると話題になっている。ファンなら誰もが知っている’74年発売の「OHBORI」は、当時のメダリストにも選ばれた名作で、今もなお高い人気を維持している。
今回、そんな「OHBORI」のスポーティでレトロな作りを継承しつつ、最新のテクノロジーを搭載させるという離れ業に挑戦したオニツカタイガーは、見事にその答えを示して見せた。
アウトソールとインソールの特徴的な組み合わせ
今作の最大の特徴はソール部分にある。アウトソールのつま先とかかと部分は、’74年のオリジナルモデルから受け継がれる特徴的なデザインを継承。
当時と変わらぬ多重弾性構造になっていて、そこから生まれる高いクッション性は、激しい運動中も足への衝撃を和らげてくれる。
ミッドソールにはアシックスの「FuzeGEL」を採用。アシックスの代名詞的なクッション技術であるゲルをスポンジと融合させたこの「FuzeGEL」は、特にランニングなどの蹴り出し時に優れた反発性を発揮し、よりイージーに、よりスピーディに身体を前進させてくれる。
一方で、アッパーのシャープな形状はオリジナルを忠実に再現するなど、オールドスクールな面持ちを存分に残してもいる。最新機能を備えながらレトロスニーカー好きまで刺激する、一部の隙もない逸品に仕上がった。
日本が誇るオニツカタイガーの、時を超えて受け継がれるマスターピース。はい、コレクション確定で。
[問い合わせ]オニツカタイガージャパン お客様相談室0120-504-630 原嶋鉄人=文