「ミリタリーウォッチ ブートキャンプ」とは……かつて軍が時計メーカーに要望した条件を満たことで生まれたすデザインやディテール、機能の数々。それは現在ヴィンテージとしての付加価値を与えるポイントに生まれ変わった。
それらは、当時の資料から正しい情報を入手できることもあれば、いまだに謎が解明されていないことも多い。
なかでも裏蓋に施された“マーキング”は、チェックリストに必ず加えられる項目。
時計の仕様を示すスペック、軍の管理コード、シリアル番号などを時計に記すことによって、各国の軍隊が管理体制を取っていたことから、今日では個体のオリジナリティを調べる判断材料のひとつとなっているのだ。
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス軍の時計の紹介とともに、一部の事例を取り上げていこう。
今回は、アメリカ、イギリス軍より。
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