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熟成1:積み上げてきた安全性

まずは2013年5月のデビュー時点での安全装備をおさらいしよう。いわゆる自動ブレーキの「衝突被害軽減ブレーキ(対象は車のみ)」は全車に標準装備。また「全車速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(先行車の速度に応じてアクセル・ブレーキを自動制御)」と「レーンキープアシスト(車線内を走行するようステアリング操作を自動アシスト)」は、トレンドラインを除く全車に標準装備されている。
2015年7月に「後方死角検知機能」と「後退時警告・衝突被害軽減ブレーキ機能」「リアビューカメラ」を一部グレードに標準またはオプションで用意。つまり後方の安全機能が強化された。
次いで2017年5月のマイナーチェンジでは、アダプティブ・クルーズ・コントロールに渋滞で先行車に合わせて止まっても再発進してくれる機能も加わった(MT車とトレンドラインは除く)。また衝突被害軽減ブレーキは歩行者も検知できるように(それ以前の検知対象は車のみ)。
自動運転技術でいえば、高速道路上でシステムがステアリングを補正し、ブレーキ&アクセルもコントロールする「レベル2」に相当する。
もともとあった車線内キープの機能に加えて、車線変更時に後方から他車が接近しているかどうか知らせてくれる機能や、渋滞でのストップ&ゴーが出来るようになったことで、高速道路上ではほぼ車に任せて運転出来るようになった。
ただし手放ししていると車から警告され、それでも放っておくと機能が自動でキャンセルされるので要注意だ。
 

熟成2:見える機能も見えない機能も充実

2017年5月のマイナーチェンジで、一部グレードのヘッドライトがLED化された。これと先進安全機能を組みあわせることで、常時ハイビームで走行しても、対向車等がきた場合に、その部分だけ遮光できるようになっている。
LEDヘッドライトは複数の光源が束になって前方を照らすしくみ。センサーで対向車等を検知すると、その部分の光源のみ照射しないようにすることで、防眩する。
同時にエクステリアデザインが変更されたほか、インテリアもメーターが大型ディスプレイによるデジタルメーターに切り替わった。
デジタルメーターは、例えば速度計とエンジン回転計の間にナビ画面を大きく映し出すなど、表示内容を好みで変えることができる。
純正オーディオはそれより以前の2015年7月の一部改良でスマホ連動機能を装備。スマホのナビアプリや音楽アプリを画面に表示し、操作できるようになった。
さらに2017年5月のマイナーチェンジで、操作画面をタッチだけでなくジェスチャーでも画面を切り替えられるナビ機能付きディスプレイがオプションで用意された。
手をかざして、左右どちらかに手を振るだけで、画面が切り替わる。


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