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①まずはサイズを見極める! 基準は40mm径

近頃、高級時計の世界では“小径モデルの新顔”を見かける機会が徐々に増えている。このトレンドに、40mm径以下のものが多いヴィンテージのミリタリーウォッチはハマりやすい。
「主流のサイズである“34~36mm径”をひとつの基準にすると、全体の傾向を掴みやすくなると思います。
第二次世界大戦でイギリス陸軍が使用した通称「ダーティ・ダース」と呼ばれるシリーズ。
第二次世界大戦でイギリス陸軍が使用した通称「ダーティ・ダース」と呼ばれるシリーズ。12の時計メーカーが納入していたため、バリエーションが豊富にある。35〜38mm径のサイズも人気の理由。
不動の人気を誇るのが、38mm径前後のクロノグラフ。着用しやすいうえに優れたデザインが多いため、まさに鉄板なんですよね。防水ケースであれば、なお良し(笑)。
1950年代から70年代初期まで、イギリス海軍(0552)、空軍(6BB)で使用されていたレマニアのワンプッシュクロノグラフ。
1950年代から70年代初期まで、イギリス海軍(0552)、空軍(6BB)で使用されていたレマニアのワンプッシュクロノグラフ。ケース径37.5mmという絶妙なサイズに加え、洗練されたデザインを併せ持つ。
このほかだと、第二次世界大戦でアメリカ陸軍航空隊が採用していた「タイプA-11」のように、今の時計よりも極端に小さなサイズとか……。選択肢がかなり狭まりますが、40mm径オーバーの時計も見つかりますよ。
第二次世界大戦中にアメリカ陸軍航空隊が採用した「タイプA-11」は、ファッション業界関係者にも愛用者が多い。
第二次世界大戦中にアメリカ陸軍航空隊が採用した「タイプA-11」は、ファッション業界関係者にも愛用者が多い。今の時代の機械式時計ではまず見られない31mm径のケースサイズに注目!
国や軍、時代によって、サイズは異なりますが、いずれにしても今の時計よりも小ぶりであることに違いはありません」(萩原さん ※以下カッコ内はすべて)。
40mm径以下でも豊富にある選択肢。これをひとつの基準にお宝探しをするのが第一歩だ。


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