アウディは、電気自動車(EV)のSUVクーペである「e-tronスポーツバック」を9月17日(木)に日本で発売すると発表した。
出力の異なる2グレード、55クワトロと50クワトロを用意。日本市場での発売はメルセデス・ベンツ「EQC」、DSオートモビル「DS3クロスバックE-TENSE」に次いで、3台目の輸入車EVのSUVとなる。
日本で現在販売されているモデルばかり見ていると気付かないけれど、もともとアウディはEV化に非常に積極的だった。
ディーゼルエンジンで連戦連勝を重ねていたル・マン24時間耐久レースでさえ、突如2012年シーズンからディーゼル+電動モーターのハイブリッドモデル(R18 e-tronクワトロ)を投入。初年度となる2012年から2014年まで3連覇すると、あっさりル・マンを撤退。
今度は2014/2015年シーズンから電気自動車のF1レースである「フォーミュラE」に、ドイツメーカーとして初参戦した。そしてこれまでの5シーズン中、優勝が1回、2位2回、3位1回という戦績を挙げている(今シーズンは新型コロナの影響で開催中止)。
2018年9月には、同社初となる量産市販車のSUVのEV「e-tron」を発表。同年末からヨーロッパでの販売を開始した。
「e-tron」は全長4901×全幅1935×全高1616mmという、同社の「Q8」に近いサイズのSUV。この「e-tron」のクーペボディ版が、日本で9月から販売される「e-tronスポーツバック」だ。つまり「e-tronスポーツバック」は大きなクーペ風SUVと、同じクーペ風SUVのBMW「X6」とサイズ感はほぼ同じだ。
2/2