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⑥途中で足が痛くなったり、咳が出そうになったらどうしたらいい?
「SUWARU」での授業の様子。
我慢していると、意識がそちらに向いてしまい、瞑想の妨げになります。だから我慢する必要はありません。体が痛くなりやすい人は、無理にあぐらを組もうとせず、椅子やソファに座るなど、楽な姿勢を取れる場所を探してみましょう。ただし、④でも言ったように、背筋は伸ばすこと。痛みや咳を解消できたら、また呼吸から瞑想に戻りましょう。
 
⑦瞑想をすると眠くなってしまいます。
瞑想の効果のひとつにリラックスがあるので、眠くなるのは自然なこと。最初のうちは眠くなっても仕方ありませんし、続けていくうちに眠気を感じなくなるので、安心してください。
ただし、いつまで経っても眠くなるのであれば、それは寝不足や疲れが溜まっているのかもしれません。体と心のためにも、生活リズムを見直すといいでしょう。また食後すぐで満腹の状態で行うのも眠くなるので、避けましょう。
 
⑧瞑想はいつやるといい?
私のおすすめは朝です。
朝の瞑想は予防、夜の瞑想は治療だと考えてください。
朝は今日やることにフォーカスしたり、疲れないためにマインドを整えたり、1日を過ごす力をもらうためのもの。
夜に行う瞑想は、精神的にも肉体的にも疲れをとって、いい眠りに入ることができます。
朝は毎日瞑想をして、夜は疲れに応じて取り入れるのがいいと思います。
 
⑨何分やればいい?
肉体的な効果は2~3分、精神的な効果は20分ぐらいかかると言われていますが、時間がなければ短くても大丈夫。もちろん、もっと長く行えれば素晴らしいです。
 
⑩毎日やったほうがいい?
はい。瞑想は、食事や睡眠、入浴や歯磨きと同じだと思ってください。歯磨きしない日はありませんよね? 寝ないと力を取り戻せないですよね? 瞑想も同じです。頭のゴミや心の悩みを出してリセットする、体にとってはとても大切な行為なんです。2~3分でもいいですし、通勤中の電車内でもいいので、毎日行うようにしましょう。
瞑想には何の用意も必要ありません。だからこそ、ぜひ明日から取り入れてみてください。
 
[問い合わせ]
SUWARU
www.suwaru.co.jp
林田順子=取材・文  


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