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正しい投資リテラシーを養えば「職遊融合」の助けになる

水島 僕はFX(外国為替証拠金取引)から始めたので、最初は“投資=トレード”というイメージだったのですが、知識やスキルを得るうちにより俯瞰的な意味での“投資意識”を磨くことができました。信じたものには全力で資金と時間を投入する。FXと出会ってから、人生レベルでお金と時間の使い方が変わりましたよ。
大浦 投資家として、ひとつの理想的なスタイルを確立されていますね。もともと日本人は投資が嫌いということではないと思うのですが、知識不足から実にもったいない失敗をしてしまい、それがもとでやめてしまうという悲しいパターンがあまりにも多いんです。
「危ないからやらない」というゼロリスク思考でなく、リスクとリターンをきちんと学び、水島さんのように投資の意識が育まれれば、もっと人生を前向きに過ごせる方が増えてくるのになと感じてます。
30代半ばにして投資に目覚めた水島さんはわずか3年にして「職遊融合」を実現させ、自分で時間をコントロールできる喜びを噛み締めている。
30代半ばにして投資に目覚めた水島さんはわずか3年にして「職遊融合」を実現させ、自分で時間をコントロールできる喜びを噛み締めている。
水島 そこは本当にもったいないですね。たとえば子供にスマホを持たせることでも弊害ばかりが論じられ、若い頃から先進技術やサービスに触れておくことのメリットには目を向けられません。
投資も同じようにリスクばかりが喧伝されやすく、学校でもお金の稼ぎ方を教える授業がない。投資の正しいリテラシーが高まれば、理想の「職遊融合」スタイルをかなえられる人が増えると思います。
大浦 はい。リテラシーを高めるには、正しい情報を収集して知識として身に付けることのほか、やはり実践を積み重ねていくことも大事でしょう。成功して喜ぶこともあれば、失敗して苦しい思いをすることもある。私自身、相場の醍醐味も怖さも味わってきました。
ただ、一発勝負に挑んで一発退場してしまえば、そこで終わってしまいます。ギャンブルのような真似はせずに何度も成功と失敗を繰り返し、投資の経験を積み重ねていってほしいですね。
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