OCEANS

SHARE

[現在の主な現行車種]

・モデル3

テスラのエントリーモデルとなるセダンで車両本体価格は511万円〜。エントリーモデルとはいえ、最上位グレードの最高速度は261km/h、0-100kmの加速は3.4秒とスーパースポーツカー並みの性能を誇る。
駆動方式はグレードによってリアドライブとAWD(全輪駆動)が存在。AWDは前後に設置された2つの独立したモーターにより、状況の変化に対して10ミリ秒で前後トルクをコントロールしている。航続距離は530km。
 
・モデルX

テスラ初のSUVで車両本体価格は1059万9000円〜。エクステリアで目を引くのは、SUVでは類を見ないフェルコンウイング。俗にいうガルウイングだが、ガル(かもめ)ではなくファルコン(隼)と名付けるところがテスラらしい。
定員は7名で荷室容量は2487L。ガソリン車が必要としていたエンジンなどメカニカルな部品に使われていたスペースを利用することで高い収納力を実現した。SUVながら最上位グレードのパフォーマンスでは最高速度250km/h、0-100km加速は2.8秒。この加速はランボルギーニ「ウルス」をも上回る。航続距離は542km。
 
・ロードスター

テスラ初の「ロードスター」とは別物。世界最速を目指すスーパーカーで、2020年内に発売予定だ。0-100km加速は2.1秒、最高速度は400km/以上、航続距離は1000kmとしている。
マクラーレンのフラッグシップモデル「セナ」の0-100km/hが2.8秒、最高速度が340km/hと考えると、そのモンスターぶりが伝わるだろう。すでに予約が開始されていて、車両本体価格は未定としながらも「約2270万円」と発表されている。
 
・モデルY

小型SUVで生産は開始されているがデリバリーは始まっておらず、テスラジャパンによる価格・日本への導入予定も発表されていない。定員は7名で最大積載量は1.9立方メートル。上位グレードの「パフォーマンス」は、最高時速241km/h、0-100km/h加速が3.7秒、航続距離は480km。
 
・サイバートラック

テスラ初のピックアップトラック。耐久性と強度を売りのひとつにしており、ボディに採用された「ウルトラハード 30X コールドロール ステンレススチール」は、ダメージ、長期間の使用による腐食を防ぎ、ドライバーや乗員を最大限保護してくれる。
また、テスラ アーマーガラスは、超強力ガラスとポリマーレイヤー複合材は衝撃を吸収し逃すことで損傷への耐性を高めている。ちなみに、発表時にこのガラスの強さを証明しようとしたところ、ヒビが入ったことも話題になった。生産開始予定は2022年下旬。日本でも予約は始まっているが、デリバリー、価格などはすべて未定。
「車のトリセツ」とは……
走行に関するトリセツはダッシュボードの中にあるけれど、各メーカーの車の魅力を紐解くトリセツはなかなか見つからない。だから始める、オートマティックで好きになったあの車を深掘り、好きな理由を探るマニュアル的連載。上に戻る
籠島康弘=文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。