OCEANS

SHARE

本当の意味でのマクラーレン初のロードゴーイングカー

マクラーレン・カーズが手掛けた車は、決して多くない。「マクラーレン F1」に続いたのは、F1グランプリでのエンジン提供でジョイントした縁で開発・生産に協力した「メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン」。
2003年の発売なので、「マクラーレン F1」の発売から10年の歳月が経過したことになる。
マクラーレンとメルセデス・ベンツが協業した市販車はこの1モデルのみ。
より純粋なマクラーレン製造モデルは、マクラーレン・オートモーティブとなったあと、2011年に発表された「MP4-12C」だ。
“MP4”の名は、F1グランプリにおいて長らくマクラーレンのマシンに使われていたコードネーム。
市街地ではラグジュアリィサルーンのような快適な乗り心地を実現しながら、レースカー並みのロードホールディング性やグリップ性能を両立した「MP4-12C」。まさに、F1の技術を取り入れたロードゴーイングカーとなった。
ちなみに、“12C”はV型12気筒エンジン並みのパワートレインにカーボンファイバーのシャーシを意味する。公道仕様車とはいえ、0-100km/hの加速3.1秒、最高速度は330km/h。いわゆる、スーパースポーツカーのカテゴリーに入る。


4/4

次の記事を読み込んでいます。