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■ダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」
新開発プラットフォームで上質な乗り味に

こちらはダイハツ 「ロッキー」。サイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm。
ダイハツは2019年7月にデビューした「タント」から、新しい車作りとして“DNGA”と呼ばれる新プラットフォーム戦略を導入。「ロッキー」はこのDNGA第2弾モデルとして2019年11月に登場した。ちなみにロッキーはトヨタにOEM供給され、「ライズ」としても販売されている。
全長4mを切るサイズ的には「クロスビー」がライバルとなるが、力強さを強調して小ささを感じさせないデザインなど、クロスビーとは違う、「今風のSUV」テイストだ。
アクティブ派向けの「クロスビー」に対して、「ロッキー」は「見た目はSUVで、小さいけど軽じゃない車が欲しい」という人に向けたSUVと言える。

圧巻なのは車内だ。運転席に座ると、助手席の人との距離やドアまでの距離に意外とゆとりがあることに驚く。後部座席も大人が窮屈さを感じずに座ることができる。さらに荷室も幅1000mm、奥行き755mmというスペースが確保されている。
搭載エンジンは最高出力72kW(98ps)、最大トルク140Nm(14.3kg-m)を発生する1L直3ターボ。エンジンに対して車両重量が970kgとずば抜けて軽く、また低速からパワーを効率よく伝達するスプリットギアを用いたD-CVTにより、鋭い走りを味わえる。街乗りから遠出までこれ一台で足りそうだ。
「ロッキー」のトヨタ版である、トヨタ「ライズ」。
発売直後の2019年11月の新車販売台数では、「ロッキー」+「ライズ」合わせると1位のトヨタ「カローラ」を抜くほど売れている。
「SUV大国ニッポン」とは……
武骨で大型。輸入車のイメージが先行することも多いSUVだが、実は日本はSUV大国と言っても過言ではないほど、国産メーカーのSUVが充実している。日本の日本による、日本のためのSUV。集まれ!上に戻る
高橋 満=文


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