[対策5]テストステロンを上げる食材を摂る
悪玉コレステロールだって絶倫男には欠かせない!?テストステロンの原料になるのはコレステロールだ。そのため、ベジタリアンよりも、ステーキや魚、卵、乳製品といった動物性コレステロールを含む食品を摂ったほうが有利。
また、コレステロールの一種であるLDLは、摂りすぎると動脈硬化を引き起こすことから悪玉コレステロールとも呼ばれているが、肝臓から全身の組織へコレステロールを届ける物質でもあるため、ある程度は摂取する必要がある。
コレステロールで挙げた食品はたんぱく質が豊富だが、さらに豆腐や小豆などの豆製品でも補給したい。これらの食品にはビタミンB群も豊富に含まれているため、代謝が高まることでホルモン系が強化される。
昔から「精がつく」として知られる野菜もおすすめ。ニンニクやネギ類は臭み成分の硫化アリルがテストステロンの分泌を促す。山芋はジオスゲニンという男性ホルモンの一種であるDHEAによく似た構造を持つ成分を含み、DHEAの働きをサポートしてくれる。
専門のクリニックで受けられる男性ホルモン補充療法の実態とは?
更年期障害の症状がひどい場合はクリニックで治療を受けるのがベター。今回、監修してくれた田路先生が在籍する松倉クリニック&メディカルスパでも「総合ナチュラルホルモン補充療法」という治療を行っている。
まずは血液検査で血中のホルモン量を計測し、チェックリストで身体や精神、性機能の症状を調べる。後日、検査結果をもとにホルモン補充療法を開始する。男性ホルモンの場合は自宅で治療しやすいクリーム剤が主流。胸や腕などの筋肉に塗布すると薬剤が体内に吸収され、数日〜約1週間で薬剤濃度が安定する。
| 監修してくれたのはこの人! 松倉クリニック&メディカルスパ ドクター 田路めぐみ先生 東京大学医学部卒業後、国立国際医療研究センターや国立がん研究センター東病院などで経験を積む。現在は東京・表参道にあるアンチエイジングの名門クリニックで活躍中。抜群の審美眼と分析力を活かし、栄養やホルモンも含めた総合的な美容診療に携わるスーパードクター。 |
「STAY YOUNG総合研究所」とは……加齢とともに気になりだした体型の変化や衰え……。俺たちを取り巻く体の悩みは山積みだ。もうこれ以上、オジサンになりたくない。そこでオーシャンズは40歳からのSTAY YOUNG総合研究所を立ち上げることにした。直面する問題にしっかりと向き合い、若々しくあるためのメソッドを探る。
上に戻る 小林孝至(イタルスタジオ)=写真 naohiga=イラスト 押条良太(押条事務所)=編集・文