
活況のデニムシーン。気鋭の突き上げも気になるところだが、それもこれも歴史ある老舗が道標となってきたがゆえ。
老舗と聞いて大半の人が思い浮かべるのは、おそらくあのキング・オブ・デニム。ただ、歩んできた歴史の長さ、影響力において引けを取らない「リー(Lee)」の存在も忘れてはいけない。大人たちの着こなしを通して、その価値を改めて検証したい。
【写真9点】「デニムでリーバイス以外の選択肢。リーを選んだ3名」の詳細を写真でチェック ① サイジングの妙で王道の着こなしも新鮮に

Gジャン=リー Tシャツ=ヘインズ 帽子=古着
▶︎菅原さんのスナップをすべて見る菅原 慧さん(25歳)1950年代、いち早くファッションシーンに取り入れられたリーのGジャン。当時は着丈の短さがひとつの特徴として認識され、スタイルアップに大きく貢献してきた。その魅力を最大限活かした菅原さんの着こなし。合わせたのは白Tにベージュのチノパンとアメカジの教科書のような組み合わせである。
ただ、袖丈の微調整も兼ねたロールアップや半端丈の1本を選んだことでその趣は実に新鮮。シック&クラシカルな小物を散りばめることでほんのり大人っぽさを演出している点も見逃せない。

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