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■キャブコンタイプ(軽自動車)

バンショップミカミ www.vs-mikami.com
キャノピータイプのように“部屋をただ載せるだけ”では飽き足らないとばかりに、載せるのではなく、いわばトラックの荷台にキャビンを“建てた”キャンピングカーをキャブコンと呼ぶ。

全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下という軽自動車規格のサイズ内に収まるように設計されているのでナンバープレートは黄色になる。

バンショップミカミが製造する「テントむし」はダイハツの軽トラ「ハイゼット」をベースに、1850×1370×1290mmの室内を確保。本来軽トラックは前席のみの2人乗りだが、キャビン内にセカンドシートを設置し、乗車人数を4人とした。ポップアップルーフも備えたことで、就寝人数も4人となる。

セカンドシートの前後の向きを変えられたり、横向きに着座できるようにするなど、居住スペースをカスタムしやすいのもキャブコンタイプならではだ。
 

■キャブコンタイプ(白8ナンバー登録)

先述したキャブコンタイプは軽自動車規格内に収めた黄ナンバーのキャブコンだが、あえて全幅などを軽規格より拡大して広い空間を備える軽自動車ベースのキャブコンもある。
AZ-MAX www.az-max.co.jp
ナンバープレートが白い8ナンバー登録になるので、軽キャンピングカーとは言えないが、室内は広いのに、軽自動車並みの取り回しの良さがあり、旅先の狭い道や駐車場でも楽に扱える。
AZ-MAXが製造する「ラ・クーンII」のベース車両は軽トラのマツダ「スクラムトラック」かスズキ「キャリイ」。3サイズは全長3780×全幅1750×全高2430mmとかなりワイドな仕様に。室内は長さ2150×幅1630×高さ1720mmと、黄ナンバーでは実現できない広さになっている。

ベンチタイプとリアベットタイプからチョイスできるなど、好みに応じてレイアウトを選べるのもキャビンが広い白ナンバー登録の魅力。ベンチ下やキャビン頭上など収納も豊富だ。
乗車人数は最大で5人、運転席上のベッドも活用し、就寝人数は大人2名+子供2名となっている。


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