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2020.06.15

バンライフは“軽キャンピングカー”で! ミニマムサイズで大きく楽しむ工夫とは?

軽自動車という限られたサイズながら、ベッドやダイネット(ダイニングスペース)、シンク、収納など多くの機能が凝縮されていて、バンライフを手っ取り早く始められるのが軽キャンピングカー。

ミニマムスペースゆえ、大人数で出かけるには向かないけれど、夫婦2人や父子2人、家族同様のペットとの旅、もちろんサーフィンや釣りなどひとりで楽しむ趣味など、ナリは小さくとも使い道は大きい。
軽キャンピングカーは主に下記の5タイプ。それぞれの特徴から、好みの一台を探してほしい。
 

■軽ワンボックスタイプ

軽ワゴンや軽バンを架装したもっともオーソドックスな軽キャンピングカーがコレ。
バンテック www.vantech.jp
見た目は軽ワンボックスのまんまだし、乗車人数も軽ワンボックスと同じ4名の場合が多いから、普段の街乗りにも使いやすい。
サクッと2名以内での車中泊を楽しめるものから、使用するときだけ上に展開するポップアップルーフを備えて3名以上の就寝を可能にしたもの、趣味道具をたっぷり収納できるものなど、いろいろな軽ワンボックスタイプが登場している。

例えばバンテックが製造するこの「ルネッタ」は、上質感にこだわった軽ワンボックスタイプだ。スズキ「エブリイワゴン」をベースに、ローマ宮殿のような光の演出を軽キャンピングカーに取り入れた。後席を使えるので乗車人数は4名、就寝人数は2名だ。

室内にはタッチ式の間接照明が備わり、夜に車内でくつろぐときのムードを高めてくれる。100Vコンセントは車外からでも使いやすい場所にあるので、目的地での使い勝手もいい。
落ち着いたツートンカラーのベッドマットやステンレス製のスクエアシンクなど、装備類も高級感のあるものが使われている。
 

■キャノピータイプ

ピックアップトラックの荷台に“部屋”を積むのがキャノピーキャンピングカー。アメリカでは市民の足として多くの人が利用している。
MYSミスティック www.mystic.ne.jp
しかし日本にはキャノピーキャンピングカーのミニマムサイズ、軽トラックの荷台に部屋を載せた軽キャノピーキャンピングカーがあると聞いたら、きっと驚くだろう。
MYSミスティックが製造する「J-cabin Mini W」はキャビン上部にスライド式ベッドも付いているので、就寝人数はソファベッドがひとり、スライドベッドが2人で計3名に。また居住スペースは軽自動車であることを忘れる広さだ。

よく見るとキャノピー後部が荷台からはみ出しているが、道路交通法では全長の10%以内まで荷物がはみ出すことは認められている。この“荷物”は規定内に収まっているので問題なし。ベースの軽トラも好みのものを選ぶことができるから、自分好みの一台を作れそうだ。


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