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③結局、何日やればいいの?

手軽な1日からストイックな1週間まで、どうやって期間を決めたらいいのだろう。
「これは目的によって変えるべきです」。
個人差はあるが、日数によって以下のような効果があるという。
・1~2日
主なエネルギー源【糖質】
効果:内臓の休養
・3~4日
主なエネルギー源【脂質】

効果:むくみの改善や滞留便(いわゆる宿便)の排出
・5~6日
主なエネルギー源【脂質】

効果:脂肪燃焼、脳の覚醒
「1日だから意味がないわけではありません。長期間のファスティングはメリットも大きいですが、その分リスクも高まりますし、反動が大きくなるのでリバウンドが怖い。最初は1日から様子を見て、無理のない範囲で徐々に期間を延ばしていくといいでしょう」。
 

④準備期間と回復期間って必要?


ファスティング期間よりも準備期や回復期が大切というのもよく聞く話。
「ファスティング明けの体は飢餓状態で、吸収率が上がっています。ここで食生活が乱れると、ファスティング前よりも体調が悪くなる可能性もあります」。
準備期、回復期ともに、少なくともファスティング期間の半分の日数はかけるべきだという。
「1日断食なら前後半日ずつ。6日間断食する場合は、通常なら前後3日ずつで計12日ですが、期間が長い分、余裕を持って18日間のスケジューリングを私はおすすめします」。
例えば6日間ファスティングをするならばこんな感じだ。
準備期3日間 おかゆと野菜
本番6日間 ファスティング
回復期1日目 おかゆや薄味のスープ
回復期2~3日 おかゆ+野菜や味噌汁
回復期4~6日 動物性食物を避けた和食
「おかゆはレトルトでもOK。少しずつ咀嚼して、ゆっくり食事をしてください。ファスティング期間より血糖値が下がることもあるので、回復期はかなりしんどいと思いますけど、頑張りましょう!」。


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