少しずつではあるが、街に日常が戻り始めてきた。とは言え、未だに厳しい経営状況にある
中小企業や個人経営者は少なくない。実は近年人気のクライミングジムもまた大半が個人事業主で、やはり多くが経営危機に陥っているという。大袈裟ではなく、これは「カルチャー」を守れるかどうかの戦いだ。だったら、守ろうではないか。ザ・ノース・フェイスとともに。
ザ・ノース・フェイスの1号店は1966年、サンフランシスコのノースビーチにオープン。あまり知られていないが、開店当初の主力商品はスキーとクライミングの用具だった。
つまり、ザ・ノース・フェイスの歴史はクライミングの歴史とともに始まったと言っても過言ではないのである。
そんな彼らが今回スタートさせたのは、「TNF CLIMB TOGETHER(ともに登っていこう!)」と銘打ったチャリティキャンペーン。ザ・ノース・フェイスがキャンペーン用に制作した限定Tシャツを買うと、その収益が対象となる全国のクライミングジムに寄付される仕組みである。
イラストデザインも可愛らしく、クライマーを見守るビレイヤー(安全確保をする人)がイエティとなっているなど、遊びゴコロ満載。チャリティでなくとも欲しくなるこの限定Tシャツは、6月30日(火)までの期間限定販売。見逃し厳禁だ。
クライミングジムの倒産は、単にジムを失うというだけではなく、ようやく根付き始めたカルチャーそのものの衰退をも意味する。
クライミングは、メンバー同士の信頼関係が何よりも大切だ。一本のロープ、一瞬の判断が生死を分けるシビアなアクティビティである。だからこそこんなピンチも、みんなで支え合って乗り切らなければならない。
また壁の前に集い、笑い合える日は近い。みんな、「CLIMB TOGETHER」しようぜ!
[特設サイト]www.goldwin.co.jp[問い合わせ]ゴールドウインカスタマーサービスセンター0120-307-560 田村コージ=文