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2020.06.06

時計

郷愁だけで終わらない金の復刻時計が持つ、進化に伴う新たな価値

「豊作、復刻時計」とは……
ファッションの世界では、レトロスタイルが今や定番のひとつに。

そこには時代ごとのユニークさや斬新な発想があり、ノスタルジックな魅力だけではけっしてない。手にすることでその時代を感じることができるだろう。
なかでもギラついたイエローゴールドの復刻時計は今見てもエッジィなストリート感に溢れている。スタイリッシュなアクセサリーのように身につけたい代物だ。
 

これは価値観の復刻である

イエローゴールドPVD、クォーツ、35mm幅、20万円/グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177)

GUCCI(グッチ)/グリップ

グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレは、熱狂的なアンティーク愛好家としても知られる。
これまで手掛けてきた時計も、名作と呼ばれる時計や王道のスタイルへのオマージュを強く感じさせ、その普遍性をベースに時代感や自身のクリエイティビティを存分に注ぎ、オリジナリティへと昇華させている。
それは純然たる復刻ではないが、時計マニアも唸らせる歴代へのリスペクトとアレンジ、そしてブランドの世界観と一体化したファッション性を併せ持つのだ。

このグリップは、1990年代のスケートボードカルチャーをテーマに、モデル名もボードに貼り付けるグリップテープから付けられた。
文字盤全面を覆い、3つの小窓で時間、分、日付を表示するスタイルは、“鉄仮面”と呼ばれるジャンピングアワーのヴィンテージウォッチや、’70年代に百花繚乱となったレトロフューチャーなデジタルウォッチを彷彿させる。そんなタイムレスな魅力も極めて現代的な復刻といえるだろう。


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