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テレワークならいっそショーツで!

いよいよ梅雨入りを控え、だんだんと蒸し暑さを感じてくる時期に差し掛かる。そんなときは、ジョギングだけでなく部屋着でも短パンを選ぶという手もあるだろう。テレカン(テレビカンファレンス)でも映りこむのは上半身だけだし。
Run boys! Run girls!
[右]「5ポケットショーツ」1万2000円/山と道、[左]「メンズ・バギーズ・ショーツ5インチ」6500円/パタゴニア(ともにRun boys! Run girls! 03-5825-4534)
「山と道の『5ポケットショーツ』はロングハイクのために開発されたショーツですが、その完成度の高さからランナーやトレイルランナーに大人気のアイテムです。とくにポケットが秀逸で、スマホや小銭入れ、マップ類を収めるための収納スペースがよくできています」。
Run boys! Run girls!
©︎山と道
テントなどの大荷物を背負ってのハイキングでは、いちいちバックパックを下ろしてモノを取り出すのが大きなストレスになる。そこで、このショーツではポケットの数と位置がとことん突き詰められている。
「とくにスマホ用ポケットが秀逸で、サイドのややお尻寄りに設けられているのですが、腰の高い位置で安定して揺れにくいため、走るときも苦になりません。自宅ではさすがにスマホをポケットに入れないかもしれませんが、ちょっと外出するときって意外とスマホの収めどころに困ったりしませんか? ほかと干渉せず、もちろんシルエットも崩さず、一般的なボトムスの前ポケや尻ポケに入れたときのようにジャマに感じることもありません」。
Run boys! Run girls!
「もうひとつのオススメは、定番ですがパタゴニアのバギーズショーツです。パタゴニア好きの方にはお馴染みですが、カジュアルなデザインでどんな状況でも使える汎用性の高い一着ですよね。ランニングはもちろん、水回りのレジャーシーンにも向いていますし。生地の質感がポイントで、これは山と道にもそのまま当てはまりますが、部屋着として使えて、そのまま外出OKな雰囲気があります」。
「スポーツメーカーが作るランニング専用のショーツの場合、薄くて軽いのが当たり前。スポーツ用途に特化しているためですが、一方で普段使いするとなるとその薄さが心もとない感じることが多いはずです。その点、今回挙げた両者ともカジュアルウェアとして遜色のない安心感を備えています。機能とデザインの落としどころがちょうどいいというか、そういう観点から選びました」。
Run boys! Run girls!
東京・馬喰町にあるRun boys! Run girls!の実店舗は3月末より一時休業中につき、オンラインストアをチェック。
「トレイルランナーって、走ることをライフスタイルの中に溶け込ませてる人が多いんですよね。レースで優勝するようなアスリートでも、スポーツスポーツしていない。ナチュラルかつカジュアルなスタイルのランナーが珍しくありません。そんなこともあって、アウトドアメーカーが手掛けるスポーツウェアに目を向けてみると、日常にも取り入れられるようなデザインのアイテムがしばしば見つかるんです。今この機会に、その快適さを知ってもらえると嬉しいです」。
昨今のアウトドアブランドでは快適さも機能の一部と目されているものが多い。そして、ここでいう快適さには、単純な速乾性や撥水性にとどまらず、着心地やデザインの心地良さも含まれる。
「普段着っぽいスポーツウェア」が部屋着としても優秀なのにはワケがあるのだ。
【取材協力】
Run boys! Run girls!
住所:東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル404
電話:03-5825-4534
https://rb-rg.jp/
「Running Up-Date」とは……
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
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礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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