「家の中の仕事環境もかなり整備しました。楽チンな椅子やノートパソコンの角度を変えられるやつを買ったり。これ、視界がまっすぐになって首や肩が凝らないんですよ」。
ずっと使っていなかったアロマディフューザーも引っ張り出してきた。気分が上がるオイルを垂らして仕事に励む。
そのほかのトピックといえば、3月中旬から始めた
ラジオ配信。キャッチフレーズは『朝子の、朝に聴く、あさラジオ』だ。
「たまたま友達がやり始めたのがきっかけで、今や毎朝の習慣になりました。日々のなんてことないことやオススメ本を紹介して、反応が返ってくると嬉しい。実は勇気を出して始めたんですが、ほかのSNSでは繋がりを持ち得なかった人たちとのコミュニケーションの場となっています」。
というわけで、3つの顔を持つ看板娘は自宅の仕事環境を充実させるとともに、ラジオ配信という新たな習慣を手に入れていた。
5月25日、緊急事態宣言は全都道府県で解除。「タバタバー」を含め、日常の風景は少しずつ戻っていくのだろう。
【取材協力】タバタバー住所:東京都荒川区東尾久4-52-14-103https://bar.tabatime.net「オンライン飲み会という名の愉悦」一覧へ「オンライン飲み会という名の愉悦」とは……これまで取材してきた
109人の看板娘を振り返りながら、ふと考える。「あの人、元気かな?」。本来なら近況を聞きながら乾杯したいところだが、何しろこんなご時世。そこで思いついた。遠隔でオンライン飲み会を開けばよいのだ。さっそく、人気上位の看板娘にオファーしよう。
上に戻る 石原たきび=取材・文