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桑原さんオススメの走れる普段着・ウインドシェル編

5~6月は暑い日もあれば、曇り~雨天で肌寒い日も多い。ということで、次にオススメしてくれたのが薄くて軽い羽織りもの。
「都心部では“密”を避けるために早朝に走るという人も多いと思います。それだと今の時期まだまだ肌寒い日もありますよね。屋内でも空調ききすぎて涼しかったりしますし。そんな『一枚羽織りたいね』というシチュエーションではウインドシェルと呼ばれるアイテムが便利です」。
Run boys! Run girls!
「ウインドリバーフーディ」1万6000円/ティートンブロス(Run boys! Run girls! 03-5825-4534)
「ウインドシェルであれば、正直どこのアウトドアメーカーのものも機能面に大きな差はありません。ティートンブロスのこのフーディも、軽さや保温性などの機能性は文句なしで、そのうえでとてもシンプル。
カラーリングやロゴの入り方も落ち着いていて、着回しやすい。薄くて軽量なシェルはシャカシャカ、テカテカしてるものが意外と多いのですが、これはマットな質感で柔らかい。なのに絶妙にパリッとしてて、汗でペタつくこともありません。だから普段着にも合わせやすいですし、ちょっと肌寒いときに気負わず羽織れます」。
Run boys! Run girls!
背面サイド部に設けられたポケットにまとめて収納できるパッカブル仕様。
「もうひとつご紹介したいのがパタゴニアのフーディニ・スナップT・プルオーバー。これはカウンター的なアイテムというか、デザイン重視ですね。アメカジファンにはお馴染みのレトロなスナップTをウインドシェルにしたものです」。
Run boys! Run girls!
「メンズ・フーディニ・スナップT・プルオーバー」1万3500円/パタゴニア(Run boys! Run girls! 03-5825-4534)
「機能面で言えば、プルオーバーは脱ぎ着がしにくいので一般的にはオススメしにくいんですが、そのぶんスポーティさも抑えられて、カジュアル着として着られると思いますよ」。
Run boys! Run girls!
Run boys! Run girls!
より街着ライクなこのカラーも人気。
Run boys! Run girls!はトレイル&ランニングショップなので、スポーツウェアもアウトドアブランドの手によるものが多い。
「トレイルランニング用を筆頭としたアウトドアメーカーのスポーツウェアは走るだけでなく、ときには立ち止まるシチュエーションや、山での気候の変化に対応させているので、動いて良し、ステイホームして良しという側面を持っているんです。
そういった機能派ウェアがどんどんシンプルになり、日常生活に溶け込むものが増えてきている、というのがここ数年のトレンドでした。だから今の状況に合いやすいのかもしれません」。
後編ではオススメのボトムスを教えてもらおう。
【取材協力】
Run boys! Run girls!
住所:東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル404
電話:03-5825-4534
https://rb-rg.jp/
「Running Up-Date」とは……
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
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礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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