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運動しない派にも重要な筋肉維持=健康維持

──ハードな運動をしていない人でもプロテインは有効でしょうか?
村野 理想とするカラダづくりのためにプロテインを飲むのであれば、「運動」「栄養」「休養」の3つの要素のバランスが大切です。
──おかげさまで休養ばかりです(涙)
村野 プロテインはタンパク質を多く含む食品ですが、タンパク質はあくまでも筋肉の“材料”です。その材料をちゃんと筋肉に変えていくには刺激(運動)が必要。適度な運動と併せてプロテインを飲むことで筋肉が強化され、それを継続することで変化が現れてきます。
何を目的にするかで量や摂取タイミングなど飲み方も変わってきますし、プロテインを飲むだけで筋肉がつく、痩せる、といったものではありません。また、1、2回飲んだだけでは大きな変化はなく、トレーニングとプロテインの摂取を一定期間続けることで、トレーニングに見合ったカラダづくりが実現しやすくなります。
──やっぱりトレーニングはマストなんですか?
村野 食事の量やバランスの兼ね合いもありますが、運動しない人が食事量を変えずにプロテインをプラスオンすれば、体重・体脂肪が増えてしまう可能性もあります。今であれば、ハードワークとはいかなくとも、自分の体重を負荷にして無駄なく行う“家トレ”を上手く取り入れ、運動後のプロテイン摂取を習慣にしていくことが大切だと思います。
──逆に言えば、“コロナ太り”と無縁の人はプロテインとも無縁、ってことですか?
村野 いえ、運動していない人でもタンパク質は必要。タンパク質にはカラダづくりの材料だけでなく、健康を維持するさまざまな機能があります。不足すると肌や髪の毛のハリやツヤがなくなるほか、筋肉量の低下に伴って基礎代謝量が低下し太りやすくなったり、免疫力の低下につながります。健康維持をサポートする食品としてもプロテインを食生活に取り入れてみることをお勧めします。


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