Day 15 MON.
え、意識高すぎ(笑)? 一緒にいる女性が恥ずかしくない程度にゃ小ぎれいにしてないとね
新ブランドのデザインを依頼した旧知のアートディレクターとの打ち合わせ。会うのは1年ぶりだったが、開口一番「えぇ、イメチェンしたの!?」とビックリされた。
「肌ツヤも良くなったし、服装も若々しい。イエローのニットなんて前は着なかったよな」。「いやあ、女性が多い会社だもんで小ぎれいにしとかないと」。ユースケはこの「小ぎれい」という言葉を女性誌で知り、好きになった。やりすぎていないけれど、隅々まで気を遣っていて身なりが整っている。そんなニュアンスの言葉。
コットンカシミヤの黄色いニットにダブルブレストの紺ブレをサラッと着て、パンツはグレンチェックのコットンリネンで。足元は老舗ブランドのローファーで品良くまとめた。この程良く肩の力の抜けたお洒落のサジ加減が小ぎれいなんだとユースケは思う。同席した部下の女性社員も、ユースケがホメられているのを見て心なしかうれしそうだ。
着回しアイテム【2】「マディソンブルー」のジャケットワイドなラペルとダブルブレストが大人ムード満点。表素材はシャリ感のあるウールのホップサック。9万8000円/マディソンブルー 03-6434-9133
【7】「キャバン」のニットスウェットのようにしっかりとしたコットンカシミヤ製。ドロップ気味の肩も今の気分にぴったりだ。2万8000円/キャバン 代官山店 03-5489-5101
【12】「エンジニアド ガーメンツ」の パンツ上品なグレンチェックなのに素材はリラックスしたコットンリネンというハイブリッドな技アリパンツ。3万1000円/エンジニアド ガーメンツ 03-6419-1798
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 高橋絵里奈=写真(静物) 武内雅英=スタイリング yoboon(coccina)、MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 押条良太(押条事務所)=文 大関祐詞=編集 サニーサイドアップ、B&B Italia Tokyo=撮影協力