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[現在の主な車種]

・レガシィ アウトバック


「レガシィツーリングワゴン」の車高を高めたSUVモデル。1994年にSUV人気の高い北米市場向けに開発され、翌1995年に日本でも「レガシィグランドワゴン」として販売された。その後日本では「ランカスター」と名称が変わり、2003年から世界統一で「レガシィアウトバック」となった。
現行型は2014年に登場。同時に日本では「レガシィツーリングワゴン」が廃止された。水平対向エンジンは2.5Lと3Lが用意され、全車4WDとなる。
 

・レヴォーグ


「レガシィ」シリーズが北米市場でヒットしたのを受け、次第に同市場向けにボディサイズが拡大されていく。そのため日本では大きくて扱いづらくなった。そこで日本市場向けに、グランドツアラーやスポーツカーの技術を融合させたスポーツツアラーとして開発されたのが「レヴォーグ」だ。
「レガシィツーリングワゴン」が廃止された2014年にデビュー。全車4WDで、水平対向の1.6Lターボと2Lターボエンジンが用意されている。
 

・フォレスター


北米では「レガシィ」シリーズが人気だが、実は世界規模で最も売れているのは「フォレスター」だ。現行型は2018年にデビュー。
スバル車の中で最もSUVらしいデザインや、オンロード/オフロードを問わない走行性能が与えられ、もちろん全車4WDで、アイサイトなど最新の先進安全機能が備わる。パワーユニットは2.5Lの水平対向エンジンと、2Lターボ+モーターのハイブリッドシステムが用意されている。
 

・XV


都会派SUVとして、コンパクトな「インプレッサ」の車高を高めて開発された。都会派といってもフォレスター並みのオフロード性能を備えている。現行型は2017年にデビュー。
水平対向の1.6Lと2Lエンジン搭載車のほかに、水平対向2Lエンジン+モーターのハイブリッドモデルも用意されている。全車4WDで、アイサイトを標準装備する点はほかのスバル車と同様だ。
 

・BRZ


トヨタと共同開発したスポーツカー。トヨタでは「86」の名前で販売されている。2L水平対向4気筒エンジンを搭載し、後輪を駆動させるコンパクトFRスポーツカーだ。
「86」とはドライブフィールの味付けが異なり、改良を重ねる度にそれぞれ独自の色が強くなっていった。2012年のデビューで、2020年7月に予約を停止することを発表。フルモデルチェンジが近いことを匂わせている。
 
「車のトリセツ」とは……
走行に関するトリセツはダッシュボードの中にあるけれど、各メーカーの車の魅力を紐解くトリセツはなかなか見つからない。だから始める、オートマティックで好きになったあの車を深掘り、好きな理由を探るマニュアル的連載。上に戻る
林田孝司=文


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