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2020.05.02

あそぶ

個性派長距離ランナーの“止まらずに走り続ける”ためのギア選び

中尾真也
「Running Up-Date」とは?
アルゼンチンのソウルフードであるチョリパンの専門店ミ・チョリパンのオーナー中尾真也さん。前編でお伝えした通り、比較的よく知られているサハラ砂漠のマラソンとはまた違う、南米チリのアタカマ砂漠マラソンを完走し、アドベンチャラスな長距離ランにハマった個性派ランナーだ。

止まらずに走り続けるためのシューズ選び

シューズのセレクトは「長距離を走るためのクッション性」を重視している。スピード重視ではなく、大切なのは止まらず走り続けられるかどうか。
中尾真也
[右]ロードランではホカ オネオネの中で最大級のクッション性を備える「ボンダイ」のワイドバージョンを愛用。写真は一世代前の「ボンダイ5 ワイド」だ。[左]アルトラの「ティンプ2.0」はトレイルランニング用。
ロード用はホカ オネオネ「ボンダイ」のワイドタイプ。アタカマ砂漠でのステージレースもホカ オネオネで走り抜いたが、トウボックスが狭く、小指が当たって靴ズレができてしまったそう。
「ワイドを選ぶようになってからはそのダメージが解消されましたね。トレイルはアルトラやトポ アスレチックスのシューズをよく履いています。いずれもトウボックスが広いので、自分には合っています。やっぱり選ぶのはクッション性の高い長距離用のモデルです」。
そう、中尾さんはトレイルランやウルトラマラソンなど、42.195kmよりも長い距離のレースへと積極果敢に挑戦している。
「距離の長いレースほど、止まらなければ最終的にいいところまで行けるんですよね。速いスピードでなくていいから、進み続けることが大事。このことは飲食店にも通じるように感じていて、長距離ランナーのメンタリティが飲食店経営に向いている、というところはあるかもしれません」。


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