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2〜3分でゆがみ改善&運動不足解消!

「時短で高い効果が得られる、ということで、ケアとエクササイズ、両方の要素を含んでいることがポイントです。できればセットで行ってください。通しで行っても2~3分で完了します。仕事の合間に『ちょっと体が固まっているなあ』と感じたらやってみてください。スッキリしますよ。また中臀筋の硬さがとれるので血行も改善できます」。
時短で効果を得るためのもうひとつのポイントは、エクササイズバンドのようなチューブを使用すること。これで負荷をより広範囲にかけられる。さらにインナーマッスルなど、体の深層にある小さな筋肉にも効率良く負荷をかけられるので一石二鳥。負荷を高くしてエクササイズ要素を強めたいなら硬めのチューブを、筋力が不十分な人は柔らかめのチューブが良い。
【ヒップウォーク】
時短ケア
チューブを膝の少し上に巻き、背すじを伸ばしたまま軽く膝を曲げて前へ進んでいく。
時短ケア
チューブの張力の影響でつま先が外に開きやすくなるため、つま先をまっすぐ前に維持したまま歩くことを意識すると効果が高まる。30歩。
【シェルエクササイズ・その1】
時短ケア
両脚を揃えて横向きに寝て、膝の少し上にチューブを巻きつける。膝を約90度に曲げてスタンバイ。
時短ケア
貝が殻を開くようなイメージで股を広げていく。股を開いた時に腰(骨盤)が後ろに倒れてしまわないように注意しよう。左右各30回。
【シェルエクササイズ・その2】
時短ケア
膝を伸ばして両脚を揃えて横向きに寝る。足首よりも少し上にチューブを巻きつける。
時短ケア
両膝を伸ばしたまま、上側の脚を上方に上げていく。脚を持ち上げるときに上体や腰が後ろに倒れないように注意しよう。左右各30回。
「実際にやってみるとわかりますが、結構負荷が高めのメニューなんです。だから、少し運動不足気味の人や筋力不足の人は軽く汗をかいてちょうどいいかもしれませんね。特にヒップウォークは、動的な要素が含まれたメニューなので、おこもり生活が続いて運動不足になりがちなこの時期にはぴったりだと思います」。
これらのエクササイズを続けることで、徐々に体がゆがんだ状態が補正されるという。そうすることで、体を正しく動かせるようになり、自然と正しいフォームで歩いたり、走れることに繋がるのだ。
「あと、歩くときに膝が内側に入ってしまうクセの改善にも有効ですよ。これが直ると腰痛や膝痛の予防・改善にも役立ちます」。
「時短ケアのススメ」
トップアスリートだってしきりに言っている。「長く現役生活を続けるためには練習と同じくらい体のケアが必要だ」って。毎日せっせと働き、休日は家族サービスに勤しむ40代男性諸君、無理は良くない。まだまだ先は長いのだ。「最近、体のあちこちが痛い」「疲れがちっとも抜けねえ」などと、さまざまな体の不調を感じているなら、ここはひとつ、時短でサクッと体を整えてあげてほしい。上に戻る
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【取材協力】
ハイアルチ 吉祥寺スタジオ
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町1-17-18
電話番号:0422-22-7885
営業:10:00~22:00(平日)、10:00~19:00(土・日・祝)
http://high-alti.jp/
空間をまるごと低酸素状態にしたスタジオで行う「ハイアルチテュード(高地)トレーニング」を、気軽かつ、リーズナブルに体験できる日本初のハイアルチテュード専門スタジオ。専門トレーナー指導のもとでのトレーニングなので、安全に効率よく鍛えられる。都内では、吉祥寺のほかに、三軒茶屋、代々木上原にスタジオを構える。
 
楠田圭子=取材・文 渡邊明音=写真


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