③スッキリ微発泡の赤ワイン
最後はイタリアの微発泡赤ワイン、ランブルスコ。ランブルスコ・グラスパロッサ、マルボ・ジェンティーレ、マルゼミーノというブドウ品種を使ったアッサンブラージュ(ブレンド)だ。
「生産者は家族経営で、『顔はイカついけど心は優しい』ことで有名です(笑)。ワインには人柄が表れるといいますが、そんなフランクな人柄や雰囲気がワインにも出ている気がしますね」。
ちなみにランブルスコといえば、甘いイメージもあるが……。
「確かに泡のある赤ワインは甘いものが多いですが、これはしっかりと赤ワインのボディがあります。微発泡だから、ちゃんとタンニンはあるのに渋みが気にならず、爽やか。食中にもオススメですし、晴れた日の明るいうちから飲むのも気持ちいい。泡が落ち着くとまた違った表情を見せてくれるので、日をまたいで飲んでも美味しいですよ!」。
イタリアというと、生ハムなどが思い浮かぶ。しかし柴山さん曰く、「もちろん生ハムやパテも合うけど、晩酌なら野菜たっぷりの具沢山のスープや中華料理にも合うと思います。泡がある分、脂っこい料理もスッキリと美味しく食べられます」。
柴山さんは、家では料理を作りながらワインを飲むことが多いため、肩肘はらないライトな3本を選んだという。ワイン慣れしていない人でも飲みやすいそうなので、初めの一歩はこんな自然派ワインから踏み込んではいかが?
ちなみに、祥瑞ではほかにも柴山さんが料理にぴったりなワインを提供してくれるので、自然派ワイン好きは人はマストで訪問を!
[取材協力]祥瑞(しょんずい)住所:東京都港区六本木7-10-2 アートスケープ六本木 2F電話:03-3405-7478※2020年5月6日まで休業中絶対に家飲みすべき安旨ワイン 自宅時間の増加に比例して増える、家飲み時間。そのパフォーマンスを効率良く上げるため、名だたる業界人から愛飲する安旨ワインをヒアリング。ルールは3000円以下! それだけだ。
上に戻る 横尾有紀=取材・文