「絶対に家飲みすべき安旨ワイン」とは?今、世界では100万軒以上の生産者がワインを造っているという。そこはかとないロマンを感じると同時に、この中からどうやって自分好みの一本を探し出せばいいのか……という課題も。
であれば、圧倒的な物量を統べるプロに相談だ。今回はワインショップ「ドラジェ」の代表取締役、戸井田修さんを直撃。
7000アイテムのワインを取り扱う国内最大規模の有名店のオーナーが推薦するデイリーワイン、いずれもその場ですぐ「ポチッ」と購入可能だぞっ。
話を聞いたのは……
①最高の血統が造るシャブリ
戸井田さんがまず挙げたのは、辛口白ワインの代名詞であるシャブリ。産地はブルゴーニュだ。
「これはシャブリの名門ヴァンサン・ドーヴィサとフランソワ・ラブノーの二大生産者の血を受け継ぐ生産者が造ったワインで、リーズナブルですが、キレのあるシャブリらしい一本ですね。安いだけのシャブリとはひと味もふた味も違うので、本当によく飲んでいます」。
戸井田さんにそこまで言わせる白ワイン。その特徴は?
「色は輝きのあるレモンイエローで、香りは清涼感のあるレモンや白い花を連想させます。ひと口飲むと、まず柑橘系の酸味や青リンゴを思わせる果実味を感じる。そのあとに存在感のあるミネラルが塩味と混じり合い、最後はほのかな苦みと塩味が締め、何ともエレガントな余韻となって長く続きます」。
相性のいい食べ物は、「ホタテ、岩牡蠣、アサリの白ワイン蒸しなどの貝類。または魚のカルパッチョやササミ、白アスパラガスのような、淡白でアッサリしたものにも合わせやすい」とのこと。
これで2000円を切るなんて……いきなりハイレベル過ぎやしませんか?
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