いわゆる「3密」を避けるため、自転車通勤に切り替えを考えている人も多いだろう。日々の通勤をスマートに手助けしてくれるハイテク自転車が「バンムーフ」から登場した。
バンムーフは自転車大国として知られるオランダ・アムステルダムで生まれた新進気鋭の自転車メーカー。スタイリッシュな見た目と革新的な機能を持つ電動自転車は、世界中の都市で愛されている。
高機能と謳われるなかでもバンムーフの自転車が突出しているのは、まるで車さながらの“防犯機能”である。
持ち主が近づくと自動解錠される「キーレスロック」を世界で初めて搭載。さらに、万が一自転車を盗まれてもGSM方式の電波で追跡できる「盗難アラーム」を採用し、“盗まれないスマートバイク”として業界に衝撃を与えた。
今回登場するモデルは「S3」と「X3」の2型。初代モデルの進化版「S3」は、高身長なオランダ人に合わせて170cm以上の人が乗りやすい設計となっている。一方の「X3」は、小柄なアジア人の体型を考慮して開発され、小回りが効くのが特徴だ。
2型とも小型化に成功し、いずれも静音性も増した最新モーターや、油圧式ブレーキ、4段階のオートマティックギア「e-shifter(電動シフター)」など、技術改良を加えた最新テクノロジーがぎっしり詰め込まれている。
これらのスペックにより最高時速は24km、4時間のフル充電で最長150kmの走行も可能と、長距離通勤にも難なく対応できる。
加えて今回発売となる2型は、前モデルに比べて40%以上もプライスダウン。高級電動アシスト自転車の相場が30〜40万円と考えると、かなりリーズナブルだといえる。前モデルの成功と、製造から流通まで自社で行うことで実現した価格である。
ソーシャルディスタンスが求められる今、見た目、機能性ともにスマートに乗りこなせる都市型自転車は毎日の通勤を支えてくれそうだ。
[問い合わせ]バンムーフブランドストア東京03-6812-9650www.vanmoof.com/jp_jp齋藤久美子=文