ライトデューティの“プラド”もうひとつの分家がライトデューティタイプだ。1984年に本家が40系から70系へ切り替わったのを機に、翌1985年に70系がライトデューティタイプとして分家を果たした。
当時日本ではサーフィン、スキーなどのアウトドアスポーツが人気となり、1981年に松任谷由実が苗場で第1回「SURF&SNOW in Naeba」を開催し、1987年には映画『私をスキーに連れてって』が大ヒットした。
こうした世情を背景に、ヘビーデューティな本家よりもっと気軽に乗れる四駆というコンセプトの70系ワゴンがデビューしたというわけだ。この70系ワゴンが、1990年には「ランドクルーザー プラド」と命名され、その後90系プラド、120系プラド、現在の150系プラドへと続いている。
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