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2つに分家したランクル

道なき道も平然と走れる車として開発された「トヨタ ジープBJ型」。その2代目の後継モデルが初めて「ランドクルーザー」(20系)と命名され海外へも輸出を開始。1960年には3代目の40系が生まれた。
「日本のランドクルーザーという車がいいらしい」と世界中にユーザーを広めるきっかけになった40系。24年間も製造され、今なお海外にも愛好家がいる名車。
ステーションワゴンタイプの“ランクル”
一方、1960年代になると北米を中心に四駆のレジャー用途が高まり、1976年、そのニーズに合わせて本家の40系から分家したランドクルーザー55系が登場。
以降60系や80系へと続くステーションワゴンタイプのランクルの礎を築くことになった。本家よりもホイールベースを長くして、長距離の移動の快適さや積載能力が高められている。この55系の2代目が60系、いわゆる「ロクマル」と呼ばれるモデルで、1980年に登場。
ステーションワゴンタイプを不動の地位に引き上げたのが60系、いわゆる「ロクマル」だ。1984年には国産4WD車として初めてATを備えるなど、充実した装備が人気に。
ステーションワゴンタイプは60系のあと、80系、100系、そして現在の200系まで続く。


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