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2020.04.16

ランクル一族の歴史を総ざらい。SUV界日本代表の華麗な系譜

「My Favorite SUVs」とは……
国内はもちろん世界中で不動の人気を誇るトヨタ・ランドクルーザー。現行車から数十年前の初期モデルまで全世代人気なのが大きな特徴だが、例えば「ロクマル」と言われて何を指すのか知らない人も多いはず。
現行のランドクルーザー(右)とランドクルーザー プラド(左)。
そこで今回は、SUVを検討中なら知っておきたい、華麗なるランクル一族の始まりから現在に至る歴史を、サクッとおさらい。

世界で「命を守る」車
ランクルの始まりは?

今や世界中で愛されているランドクルーザー。中東の砂漠やオーストラリアの赤土のダート、アフリカのサバンナ、ロシアの極寒の泥濘地など「車が故障で停まる=死に繋がる」ような場所で、ランクルは活躍している。高い走破性や耐久性に絶大な信頼が寄せられているのだ。
2019年にはランクル一族の世界での販売台数は累計1000万台を突破した。
ランクルの原型である「トヨタ ジープBJ型」。当時の小型トラックに大型トラック用エンジンを搭載。警察予備隊には採用されなかったものの、官公庁に納車された。
そんな世界最強の一族は、朝鮮戦争を機に発足した警察予備隊(のちの自衛隊)へ納める車の開発から始まった。結局、警察予備隊には採用されなかったが、このとき、地球上にランクルの祖となる「トヨタ ジープBJ型」が誕生したのだ。


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