5:バウハウス的、スポーツの解釈
「ドゥゲナ」マンハッタン
スイスのウォッチメーカー、アルピナのドイツ工場をルーツに持ち、1917年に独立。中世の面影を色濃く残すマイゼンハイムの街で、かの地のマイスター魂を今に伝えるドゥゲナ。
同時に、バウハウスのデザインにも影響を受け、「デザインは機能に従う」という理念を継承する。
上下左右の4つの数字のみを赤で記し、そこにちょうど重なる時針。5分刻みでバーの長さを変えたインデックス。そんな実に合理的なデザインのダイヤルに、ドットの通気口がスポーティなレザーベルトを装着したミニマルながら機能的な一本だ。
バウハウスの精神を今に伝える5つの時計まとめてみたが、その魅力はおわかりいただけたであろうか。
結果、手に取ってみるときは、パッと見はシンプルで物足りなく感じるかもしれない。しかし身に着けるうちに、その便利さや飽きのこない感覚が魅力だと気づくはずだ。
コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?複雑機構ならいいワケじゃない。有名ブランドならいいワケでもない。カジュアルに付き合えて大きなリターンがあるのが理想。見た目もコスパもいい「コレ買っ時計」を、さまざまな切り口で選抜。
上に戻る 増山直樹=文