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3:腕時計史上初の快挙を達成
「モバード」ミュージアム クラシック

SSケース、クォーツ、40mm径、9万5000円/モバード (栄光時計 03-3837-0783)
ワントーンのダイヤル上にあるのは、2つの針と12時位置のドットだけ。秒針はおろか、インデックスまで省いたソリッドな盤面で、シャープな針の力強さと、正午の太陽を模したドットの柔らかな表情が好対照を描く。
1947年に端を発する今作は“ミュージアム”というモデル名のとおり、その文字盤が腕時計史上初めてニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久所蔵品に選出。バウハウスに影響された芸術家ネイサン・ジョージ・ホーウィットが生んだ、まさにアートな1本なのだ。
 

4:実物を見て驚く仕様
「マックスビル バイ ユンハンス」クオーツ シリーズ

SSケース、クォーツ、38mm径、8万9000円/ユンハンス www.europassion.co.jp/junghans
実際にバウハウスでデザインを学んだ、“バウハウス最後の巨匠”と呼ばれるプロダクトデザイナー、マックス・ビルのコレクション。
彼の手によって1961年に生み出された機械式時計の名作を、クォーツ式で復活させたシリーズだ。シンプルな長短のインデックスもさることながら、なにより特徴的なのは先端が曲がった分・秒針。ドーム型の風防に沿ってカーブし、美しさと視認性を向上させている。
150年以上変わらない“メイド・イン・ジャーマニー”に理念を滲ませるユンハンス。その代表作と言える1本。


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