昨今の潮流を逆手に受け止めれば、スーツ着用に縛られていない職種の人のほうが「着崩し」はお手のもの。
彼らのスーツスタイルにこそ、イノベイティブな着こなしのヒントが隠されている?
スーツを着るときは、動きやすさを重視
建築家 不破博志さん(46歳)
「施工主との打ち合わせではスーツやジャケパンが多いですね。それでも堅苦しい服は好きではないので、ストレッチ素材やカットソー、スニーカーなどでアクティブ感も加味」。現場を愛する建築家は、紺×白にまとめた清潔かつ軽快なこのセットアップスタイルに惚れ込んだ。
人前を意識したスーツには白衣とは違った緊張感が
歯科医師 北村侑平さん(30歳)フーディやライダーズで出勤し、診療時には白衣へ。北村さんにとってスーツは、“人前”を意識した少し特別な服だ。「学会や講習会で着用しますが、普段ラフな格好が多いので肩肘張らないセットアップがしっくりきます」。パンツがカーゴタイプのこちらは、まさに打ってつけ。
鈴木泰之=写真(静物・取材) 三浦安間、山本雄生=写真(取材) 坂井辰翁=スタイリング 古川 純=ヘアメイク 小山内 隆、髙村将司、増山直樹=文