車のトリセツとは?1926年、スウェーデンの大手ベアリングメーカーの子会社としてボルボは誕生した。
創業当初からこだわったのが、高品質と安全性。当初はその分赤字が増え、乗用車ではあまり成功しなかったが、トラック製造が好調(1949年まではトラックの生産高のほうが高かった)だったことで、車づくりを続けた。
スタイリッシュかつタフなグランツーリスモ「P1800」。カルフォルニアでデザイン賞を受賞するなど、美しいスタイルが国外でも人気を博した。1950年代になるとようやくボルボの品質の高さが知れ渡るようになり、スウェーデン国内だけでなくアメリカでも成功を収めた「アマゾン」をきっかけに、さらにスポーツモデルの「P1800」や、そのステーションワゴンも「1800ES」も人気になっていった。
上記「P1800」のステーションワゴン「1800ES」。ボルボのワゴンというと240や740など無骨なスタイルを思い浮かべる人も多いだろうが、かつてはこんな2ドアのスタイリッシュワゴンも開発していた。 2/3