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[現在の主な車種]

・1シリーズ

2019年のフルモデルチェンジで、セダンと同じFRからFF化された1シリーズ。FFになってもBMWらしさを十分表現している。現在のラインナップはFFの1.5Lターボ(7速AT)と4WDの2Lターボ(8速AT)。
ボトムレンジながら、細い行き止まり迷い込んだときに便利な、直近50mの軌跡通りに自動で後退できる機能や、AIアシスタント機能を全車に装備する。
 
・3シリーズ

名車2002を祖に持つスポーツセダン。2019年登場の現行型のパワートレインは、チューニングの異なる2種類の2Lターボと2Lディーゼルターボ、プラグインハイブリッド、3Lターボがある。
トランスミッションはいずれも8速ATで、2Lディーゼルターボと3Lターボは4WD車だ。「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」や、先進安全機能で使うカメラがドライブレコーダー機能も備えている。
 
・X5

5シリーズセダンをベースに高い視線と、タテに広い居室空間を実現したX5現在も同社の人気車種。現行型は2019年に日本デビュー。全長は4935mmで全幅は2mを超えた(2005mm)。
3Lディーゼルターボ車とプラグインハイブリッド、4.4LのV8ツインターボ車があり、V8モデルは0-100km/hが4.3秒とスポーツカー並みの加速性能だ。またプラグインハイブリッドは140km/hまでの範囲でEV走行が可能。3シリーズ同様、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能が備わる。
 
・8シリーズ

14年ぶりに復活した同社の最高峰ラグジュアリークーペ。日本デビューは2018年。構造部にカーボン素材を、ボディパネルにアルミを用いて軽量&高剛性化が図られている。
4.4LのV8ツインターボ、または3Lディーゼルターボに8速ATと4WDが組み合わされる。電子制御化された足回りは、正確なハンドリングと胸のすくコーナリング、高速道路での心地良いクルージング性能を提供してくれる。クーペのほかにカブリオレと、4ドアのグランクーペもある。
 
・i3

“エンジン屋”が作った電気自動車がi3。欧米のライバル勢よりも早く、2013年に日本デビューした。後輪近くに配置されたモーターが後輪を回すRRレイアウトとなる。
観音開きのドアが特徴的で、バッテリーはキャビン下に敷きつめられた。2019年にバッテリーを一新し、満充電での走行距離では360km、電池切れの際に2気筒エンジンが働くレンジエクステンダー仕様は466km。アクセルを踏み込めば味わえる強烈な加速感は、「駆け抜ける歓び」も十分だ。
車のトリセツとは?
走行に関するトリセツはダッシュボードの中にあるけれど、各メーカーの車の魅力を紐解くトリセツはなかなか見つからない。だから始める、オートマティックで好きになったあの車を深掘り、好きな理由を探るマニュアル的連載。
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籠島康弘=文


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