3:米英の名家同士が3度目のコラボレーション!
ナイジェル・ケーボン x タイメックス
時を遡ること100年強。1910年代に初めて米軍用の時計を供給したタイメックスは、今なおミリタリーウォッチ戦線の先頭を突っ走る。
なかでも「キャンパー」は、ベトナム戦争期に開発されたディスポーザブルウォッチ(修理や交換を前提としない使い捨て時計)をベースとするアイコニックモデル。
今回で3回目となるナイジェル・ケーボンとの協業だが、初代に続いて今作でもキャンパーがモチーフとなったのは大名作ゆえの偉業だ。
シンプルながら歴史を感じさせる顔付きを、イギリス空軍のライフベストを由来とするイエローカラーが彩る。ほかにも、替えのストラップや専用ケースなどスペシャル感満載。欲しい!
4:ブラック&レッドに宿る国産ダイバーズの深み
セイコー プロスペックス ブラック シリーズ
夜の深海を彷彿とさせるオールブラック、そして赤い秒針。この「マリンマスター プロフェッショナル」は、3つのオールブラックシリーズの“深み”を物語るアイコン的存在だ。
深海において光は水に吸収され、特に赤い物体、生物は見えなくなってしまうのだ。つまり、日常では強烈なアクセントになるマリンマスターの赤い秒針が、深海では姿を消し、蓄光したインデックスと時分針が鮮やかに光る。
そのほかの2本も、ともに本格ダイバーズの名に恥じない200m以上の防水機能を誇示。そして、蓄光塗料のルミブライトが深海や暗闇で浮かび上がる。過酷な環境でこそ輝くタフネスウォッチ、その新しい解釈に拍手。
今しかないコラボレーションで、または特別なデザインと機能で、どうしようもなく大人の物欲をくすぐる、さまざまにアップデートされた名作たち。スペシャルバージョンゆえ、その多くが本数限定だ。迷う前に、即決しトケイ!
コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?複雑機構ならいいワケじゃない。有名ブランドならいいワケでもない。カジュアルに付き合えて大きなリターンがあるのが理想。見た目もコスパもいい「コレ買っ時計」を、さまざまな切り口で選抜。
上に戻る 増山直樹=文