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日本はカジュアルウォッチ先進国

「ダイバーズウォッチに代表されるスポーティなモデルは、デザインも価格もこなれた時計が今でも多くリリースされています。この分野では特に、国内3社(セイコー、シチズン、カシオ)が強い。Gショックをはじめ、世界的に見ても先頭を走っています」。
“ツナ缶”のデザインを継承する、セイコー プロスペックスの「SBBN035」12万円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチ 0120-061-012)
なるほど。ツナ缶と呼ばれる外胴プロテクターが付いたセイコーのダイバーズウォッチなどをみても、実にユニークなビジュアルながら機能性は十分。日本的なマジメなモノづくりを根底に、見た目も機能も充実したカジュアルウォッチを生み出しているようだ。
と言いながら、急にInstagramを開いた安藤さん。
「僕の持っているカジュアルウォッチは後ほどお見せしますが、僕以上にこの分野に強い人はいるんです。インスタを覗いてみても、面白いカジュアルウォッチを集めている大人が結構いる。例えば@kokopeli0204jp さん。彼とは個人的にも知り合いなんですが、’80年代のチープデジタル系、ギミックウォッチ系に特に強い。あとは@utdesign さん。この方は本業がプロダクトデザイナーなのでその方面にも精通している。また、おもちゃ時計のジャンルにも詳しいです。彼らのインスタを眺めているだけでも、きっと楽しいと思いますよ」。
なるほど、ひと口にカジュアルウォッチと言っても、その奥はかなり深そうだ。次回はデザインを楽しむカジュアルウォッチを、安藤さんのコレクションを例に紹介したい。乞うご期待!
コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?
複雑機構ならいいワケじゃない。有名ブランドならいいワケでもない。カジュアルに付き合えて大きなリターンがあるのが理想。見た目もコスパもいい「コレ買っ時計」を、さまざまな切り口で選抜。
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増山直樹=文


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