37.5歳のファッション・データバンク●数値化できないファッションの気分を、できるだけ具体化させるために街ゆくイケてる大人たちに聞いてきた。そこから導いた「37.5歳のリアル」を1分で。
ショートにミディアム、パーマにストレート……。街ゆく人はさまざまな髪型を楽しんでいるが、彼らはどんなスタイリング剤を使っているのだろうか。見た目じゃわからないので、代表者8人に愛用するブランドとアイテム、使い方を聞いてみた。そこから見えてきた、格好いい男のスタイリング剤事情。
①街で人気の2大ブランドは日本生まれだった!
街角で人気だったブランドが「N.(エヌドット)」と「ARIMINO(アリミノ)」。どちらも日本生まれで、日本人の髪質に合わせたスタイリング剤が多くの支持を集めている。
[左]自然なスタイリングが好みという松尾太一さんは、天然由来の成分でできた「N.」のポリッシュオイルを使ってウェット感ある仕上がりに。自然に流したアシメントリーヘアがオシャレだ。
[右]仲井佑太さんはスタイリングセラムを愛用中。ユニセックスブランドのアイテムなので、奥さんと一緒に使っているそう。柔らかな質感が気に入って1年半ほどリピート中。
[左]「実は天然パーマなんです」と話すのは、ウェーブヘアがよく似合う久保田哲夫さん。休日には束感やウェット感が出るアリミノ メン ハードミルクを使い、
クセを活かした髪型を楽しんでいる。
[右]日高俊浩さんは、「アリミノ」のBSスタイリング フリーズキープ ジェルを愛用。セット力の強いジェルで、サイドに流した髪をしっかり固めている。ウェット感のある
刈り上げスタイルが爽やかです!
②ウェットヘア派は整髪料をブレンドしていた!
ウェットヘア派の代表者2人は、2種類のスタイリング剤を混ぜて使っていた。
神谷一男さんが愛用しているのは「ファイン コスメティックス」のクール グリースGと「プリズナー」のハードジェル。どちらも
ウェット感が出るのが特徴のスタイリング剤で、ブレンドしてツヤのあるカーリーヘアに仕上げていた。聞けば、
数カ月前にパーマをかけた際に美容院で勧められ、以来ダブル使いを始めたとか。
美容師である吉田之人さんは、「モデニカ アート」のグリースと「リサーチ」のヘアクリームを、1対1でブレンドするのがこだわり。濡れた髪にスタイリング剤を付けて自然乾燥させると、毛先に動きのあるウェットヘアになるそう。
③絶対に崩したくない派は“ニワトリ印”を支持!
“トサカヘア”も作れる「ファイン コスメティックス」のクックグリース XXXは、ヘアスタイルを崩したくない大人からアツい支持を得るハードなヤツ。
ウェーブのかかったトップと刈り上げが特徴的な泉 忠伸さん(写真左)は、「硬い髪質のためセットが難しくて(苦笑)。クックグリース XXXは髪をがっちり固められるので、かれこれ3年以上使っています」。また髪をサイドに流したツーブロックヘアの松本和也さん(写真右)も、同じ理由で2年ほどこのグリースを愛用していた。
普段、なかなか聞くことのない、愛用スタイリング剤の傾向がわかった今回のデータバンク。明日からのヘアセットの参考に!