[現在の主な車種]
衝突被害軽減ブレーキを含む先進安全機能は、スバルのアイサイト同様、2つのカメラを中心としたシステムが多く、各車のエントリーグレードを除く全車に標準装備される。
・ハスラーハイト系ワゴンにSUVテイストを加えた軽クロスオーバー。2019年に2代目へと切り替わった。ターボ車とノンターボ車があり、全車マイルドハイブリッド機構が搭載され、スタイルも走りも改良された。
トランスミッションはCVTのみ。4WD車にはヒルディセントコントロール(急な下り坂でブレーキ操作をしなくても一定速度で降りる)機能が用意されている。
・ジムニー軽本格オフローダーの4代目は2018年に登場。いまだに納車待ちが約1年という人気車だ。ラダーフレーム構造・副変速機付きパートタイム4WDなど初代からの伝統を受け継いでいる。
ターボとノンターボ車があり、トランスミッションは4速ATと5速MTが選べる。ヒルディセントコントロールをはじめオフロード性能も充実。
・スペーシアカスタム2017年にデビューした人気のハイト系ワゴン。ターボ車とノンターボ車があり、全車マイルドハイブリッド機構を搭載。
後席は左右それぞれ別に210mmスライドができるほか、後席を倒せば27インチの自転車をそのまま載せられる広さがあり、後席+助手席を倒せばショートサイズのサーフボードも載せられるなど、さまざまな物を載せるキャリアとしての汎用性が高い。
・スイフト2016年に登場した4代目。同車の2代目から海外での販売が始まり、2018年時点で累計600万台を記録した人気車種だ。
軽自動車ではなく普通自動車規格で、1.2L車、1.2L+モーターのマイルドハイブリッド車、モーターのみの走行が可能なハイブリッド車、1Lターボ車があり、CVTか5速MT、6速ATが組み合わされる。1.4Lターボを搭載するスポーツモデルのスイフトスポーツもある。
籠島康弘=文