沙織さんにはアクセサリー作家というもうひとつの顔があった。
新作はインスタでチェックできる。
渋谷TSUTAYAの6階にもブースがあるというからすごい。この日は沙織さんのアクセサリーの大ファンだという女性も来ていた。
「元々ピアスが大好きで、彼女のアクセサリーを見てファンになりました。自分でも着けますが、友達の誕生日とかにもプレゼントします」。
「標本シリーズ」と名付けたクリアピアスは髪の色に馴染むシックな色味。ここで、アメリカ・オレンゴン州から来日した女性が、沙織さんに「何年かぶりに少女漫画にハマったんですよ」と話しかける。
『別冊フレンド』で連載している『PとJK』。わかった。この店はお酒も料理も美味しいが、何よりも“裏ボス”の沙織さんの周りに集まってくる人々が面白い。大森から通いたくなるというものだ。
お会計をして外に出ると気温は0℃だった。しかし、駅はすぐ目の前だ。最後に読者へのメッセージをお送りします。
油断している筆者の後ろ姿をデッサンするという離れ業。【取材協力】cafe bar kurukuru住所:東京都世田谷区松原5-1-8電話:03-3327-7449https://cafebarkurukuru.owst.jp>連載「看板娘という名の愉悦」をもっと読む 石原たきび=取材・文