何だか最近よく耳にするスノーサーフィン。言葉から想像するに、「雪山をサーフィンのように滑走する」のだろうけれど、スノーボードといったい何が違うのか? また、その魅力は何なのか?
そこで、その道のプロにスノーサーフィンついていろいろ聞いてきた。シーズン真っただ中だから、始めるなら今が絶好のチャンス。
スノーサーフィンを始めるなら
まずは「ゲンテンスティック」を知ろう
近年、世界中で注目を集めている「スノーサーフィン」というムーブメント。それはサーフィンから派生して生まれたスノーボード本来のルーツを現代に蘇らせた復興活動でもある。
その活動の中心にいる人物が玉井太朗氏。北海道ニセコでスノーボードブランド「ゲンテンスティック」を展開する彼は、日本スノーボードの草創期からシーンの中心にいたスノーボーダーであり、かつサーファー。つまりスノーボードの歴史を知り、2つの感性を持つからこそ、「ゲンテンスティック」からはサーフィンのように雪上を滑走できるデザインが生まれ、サーファーたちを魅了するのだ。
「ゲンテンスティック」のスノーボード
滑る山の地形や雪質という状況や、目指す滑走スタイルによってスノーボードのデザインは変わる。だから、ゲンテンスティックには数多のモデルが存在する。ここに紹介するのはスノーサーフィン入門者でも楽しめる3本。
[左]オールラウンド向けのバラクーダのハイパフォーマンス版。細身の幅と軽さが特徴。滑りが楽に感じられる。
[中]あらゆる雪質でスムーズに滑走できる「T.T」モデル。ゲンテンのフラッグシップであり、憧れの1枚。
[右]某ブランドのサーフボードからヒントを得て命名された「マウンテンレーサー」。全長が短く取り回しがしやすい。
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